Q5 卓球ラバーレビュー
MIZUNOさんの看板商品であるQ5を今回はレビューしていきます。
少し厳しい内容も有りなので苦手な人はブラウザバック推奨です。
2019年5月に発売されて以後、かなりのユーザーを獲得しているラバーかと思います。
TOP選手も使用しており、特に大島選手が使用していることが一番有名なところではないでしょうか?
自分がメインで使用しているラケット、フォルティウスFT verD REと相性がいいという話を聞き、貼り替えの時期が来たので思い切って替えてみました。
ラケットとラバーのメーカー合わせ、格好いいですよね。
スペック
ラケット:フォルティウスFT ver D(88g)
F:Q5(特厚)
B:ディグニクス09c(特厚)
サイドテープ有で大体186~7g。
意外と重量軽いです。やはりREシリーズはブレードが小さくて良い。
カット後50g前後だと思います。通常の157×100ブレードなら少しそれより重いくらい?
軽打~中打(フォア打ち~前中陣ドライブ)
かなりの好感触でした。
軽い力で飛ばせるし思ったように球が行きます。
ただし、思った以上のボールは行かない印象。
ネットミスもオーバーミスも自分の腕次第といった感じでラバーの補助で入ってくれるという感じではなかったです。
基本テナジー系っぽさあるんですがその辺りがV15っぽい。テナジーみたく勝手に飛ばないので止めるのも容易で良かった。
強打(中陣~後陣ドライブ)
ここがこのラバー最大の特徴だと思いました。
軽打の時点ではわりとオートマ系で、要所マニュアル感もある使いやすいラバー位だったんですが、強打では一転印象が変わります。
兎に角、凄まじい威力が出ます。振ったら振っただけ行く印象。
V15とかもそういう感じがあるんですが、Q5は変に荒れないので安定して入る。
なのに安定するんです。
テナジーとV15の合いの子みたいな感じでしょうか。
弧線も丁度中間くらい。回転も中間くらいです。
総合的な球威がテナジー、V15を超えるような唸る球がいくので打っていて楽しかったし、安定感もあるので試合でも使えるなと思いました。
バックハンド全般
バックハンドはやや印象良くなかったです。
普段擦り打ちでラバーが勝手に食い込んでくれというような打ち方なのでその打ち方だと引っ掛かりが足りない&食い込ませられないという印象。
当て擦り系の打ち方をすればフォア同様威力も出るし、安定します。(自分は当て擦り系の打ち方安定しないので安定しませんが・・・)
ミート打ちはやり易いのでバックはミート中心の人にも良いかもしれません。
対下回転
ループとスピード系で印象が違います。
ループは上がりますが回転は弱かったです。コース取りか変化で勝負しないと簡単にカウンターされそう・・・。
正直ここがこのラバーの一番弱いところではないでしょうか?回転系は微妙ですね・・・。
スピード系は滅茶苦茶良かったです。
中後陣ドライブの時のように唸る球が出ます。
試合で使うならこちらを中心に考えて展開作った方が良さそうです。
もしくはカウンターをカウンターで狙うのが良さそう。
台上系
特段特徴はありませんが、テナジーのような勝手に飛んでコントロール難しいみたなことはなかったです。
ストップ、ツッツキの回転がやや弱いくらい。
チキータはスピード系も回転系も違和感なくできました。スピード系のが威力のある感じでした。
打球感
V15の硬さ+シートテナジーっぽい感じ。テナジーと比べると引っ掛かりが若干弱さ感じるくらい。
強打時の気持ちよさはV15みたいな爽快感と快音でストレスフリーです。
総評
試合で使えるレベルのいいラバーでした。
弱い部分としては対下回転などの回転系は苦手。引っ掛かり感がもの足りなく感じたり、この辺が苦手な人は少なくないと思います。V15辺りと比べれば十分回転掛かりますが・・・。
代わりにスピード系の技術は得意といった感じでした。
とりあえず自分は寿命が来るまではフォア面で使っていこうと思います。