張本智和インナーフォースALC 卓球 ラケット レビュー
今回はButterflyさんの張本智和インナーフォースALCのレビューをしていきます。
学生時代少しインナーフォースALCを使っていた時期もあったりして、使用したい気持ちは前々からあったので買ってしまいました。
メインラケットにするつもりで試打していきます。
スペック
グリップ:FL
重量:85g
F:V>20ダブルエキストラ(MAX)
B:テナジー05(特厚)
計186g
ブレードが普通のラケットより大きい分、ラバー重量が増しますね。
特厚や重めのラバーを使用している方は特に注意が必要かもしれません。
軽打~中打(フォア打ち~前中陣)
普通の木材寄りの弾みに+α少しカーボンで飛ばしてくれてる感じです。
打球感も柔らかいですが、深く食い込ませていくとカーボン感が出てきます。
しかし、インナーフォースALCのような薄いラケットと違い、それよりも柔らかく飛ぶ印象を受けました。
兎に角、扱いやすいの一言に尽きます。
ただしブレードが大きく、先端重心になりがちな点があるので前陣での切り返しは要練習になりそうです。
強打(中陣~後陣ドライブ)
打ち方によってかなり印象が変わりました。
また、ラバーとの相性もあると思います。
強めに当て擦り打ちすると気持ちよい音と共に弧線も低い突き刺さるドライブが打てました。かなり木材寄りの打感です。勿論カーボン感も感じますが…。
逆にしならせるように打つとカーボン感が強く出る打球感で、弧線というより直線的な球が出ます。こちらも強い金属音が鳴り響きます。
しかしながら、アウターと比べると飛距離は劣り、どちらかといえば前陣向きのラケットに感じます。
後陣でも安定感という点では抜群なのでチャンスを待って、前陣に引き込むようなプレイが出来たら理想かなと思っております。
バックハンド全般
安定感が良かったです。
バックは特に当て損じが多いのですが、台に兎に角収まるスイートスポットの広さを感じました。
インナーらしく威力も十分で、テナジー05との相性は最高でした。
適当に振ったら想像以上に収まって、想像以上の質の球が行く印象です。
台上系
柔らかい打感でストップはそこまで苦になりませんでした。
強めのチキータなどは球持ちの良さでかなり質の高い球を送れるので好印象です。
打球感
木材寄りで、最後に+αカーボン感が出てくるような打球感でした。
兎に角、柔らかい打感からの飛ぶカーボンの打球感に切り替わった時にインパクト出来ると気持ちいいです。
また、当て損じしても打球感が余り変わらず、スイートスポットの広さからか気持ちよく打てる点も好印象です。
総評
レビュー前は正直インナーフォースの選手版でしょ?位に思っていました。
しかし実際は別物でした。
かなり木材寄りで威力&球持ちもインナーフォースALCよりもあるように感じます。
打感もかなり木材に近く、前陣でプレイする分にはより良い性能を発揮すると感じます。
ただし、ブレードが通常より大きく先端重心かつラケットが重くなる点が一番の注意点です。切り返しの速度にも関わってくるので…。
また、板厚がインナーフォースよりあるのでしなりは感じにくく、回転性能はしならせ打つ人にとって微妙に感じるかもしれません。
アウターからの移行より木材からの移行がスムーズに行くかもしれません。どちらかといえば木材寄りに感じたので。
前陣で安定させたい、その中にも質を求めたいというようなプレイヤーにお勧めです。
ブレードの大きさを気にしなければ本当に万人受けするようなラケットかと思います。
自分もしばらくこのラケットで練習をしたいと考えています。
Butterfly バタフライ aab0371 張本智和 インナーフォース ALC 卓球 ラケット 初心者 中級者 上級者 卓球ラケット 練習