VISCARIA SUPER ALC レビュー
一発目から酷評になってしまいますが、
ビスカリアスーパーALCレビューです。酷評苦手な方はブラウザバック推奨。
2022年3月1日発売、Butterfly社が満を持して世に送り出したといえる、看板商品ビスカリアの名を引き継いだ2代目ビスカリア、ビスカリアスーパーALC。
発売から現在まで品薄状態になるほど売れ行き好調で、発売前からその期待値は最近のラケットの中ではぶっちぎりだったんじゃないでしょうか?
用具オタクの友達が早速買ってきてくれたのでレビューします。
スペック
グリップ:FL
重量:89g(通常ビスカリアより重めの個体が多いらしい)
F:ディグニクス09c
B:テナジー05
軽打~中打(フォア打ち~前中陣ドライブ)
この時点で飛びます。ビスカリアより圧倒的に飛びます。ZLCより飛んでそうです。
謳い文句通り、打球感はALCっぽいので球持ち分ZLCより飛んでるイメージです。
板厚はビスカリアより薄いんですが打球感はビスカリアよりも薄く、しなりもビスカリアのがあるように感じます。
球は深くいくんですが、打ってる感が無く、兎に角球が軽い印象。
反転してテナジーでも打ちますが余計に飛んでコントロールが難しく、打球感も悪くなりました。
強打(中陣~後陣ドライブ)
飛んで、コート深くいく、このラケットのいいところであり、最大の長所が活きる筈・・・
と思ったんですが、思った以上に強打しても打球感が薄いのと球離れが早く、しならないので回転が少なくなりがちで軽い球になります。
しならない分、相手の威力に押されないのでカウンター風なドライブは威力出ますが・・・。
バックハンド全般
前陣バックハンドは直線的で球離れが異様に早いのでしならない前提で回転よりスピードとピッチ重視するなら・・・といった感じ。
中陣~後陣でのバックで引き返すのはやり易さありました。しかし、球が軽いのと回転が薄いので台に入るか常に不安です。試合で振れないand振れても球軽いになりそう・・・。
台上系
正直台上系はラケットの性能よりもディグ09cが良すぎて特に問題なかったです。
ただ、チキータは打球感薄いので不安感が凄かった。スピードは出るのでノータッチを狙いに行くにはいいかもしれません。
ツッツキも鋭く切ってスピード重視だと点数にはなりそう。
打球感
一番ここについて書きたかった(本音)
ファーストタッチはALCのようなふわっとした感じからのボーンと突然はじき出される感じ。ZLCのようなキンキン系の打球感とはまた違うんです。
だから手にしっかり響いてこない、インパクトの瞬間を迎える前に既に飛び出し始めてしまってる感じ。
しかも通常ビスカリアを始めとしたButterfly社のALCラケットと違い全然しならないんです。
この飛び出しの速さとしならなさから回転が全然かけられない、自分の力でインパクトし辛いといった印象を持ちました。
飛びもラケットが勝手に~といった感じで悪い意味でのオート感が出てしまっている気がしています。
総評
ぶっちゃけもっと安い価格帯で似たようなラケットありませんでした?みたいな感じでした。まだZLCのが打球感もしなりもあって使いやすいし、他メーカーのぶっ飛びラケットなら1万以上安くなるでしょうし・・・
ディグ、テナジー貼ってこの印象だと中級層だととても価値を見出せないと思います。
超上級クラスになれば相手のボールに負けない打ち合いができる点が評価されそうですが、少なくとも超上級クラスの選手でも好みは分かれると思います。
合いそうな方は現在ALCやZLCのアウター系使っている人でかつ上級~超上級のプレイヤーでしょうか?
ラバーはディグ05よりは09c合わせたりキョウヒョウ系合わせるのが良さそうです。
今後、インナータイプでスーパーALCが出たりしたら面白いかもとは思いました。
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