V>20 ダブルエキストラ 卓球 ラバー レビュー
今回はVICTASさんのV>20ダブルエキストラをレビューしたいと思います。
予約販売にて少量発送されたみたいですが、現在物流問題で売り切れ状態ですね・・・。
自分は予約枠で入手することができたのでレビューしていきます。
先に結論だけ言っておくと、めちゃくちゃ良かったです。
スペック
ラケット:フォルティウスFT ver D(89.6g)
F:V20>ダブルエキストラ(MAX)
B:アタック8(中)
サイドテープ有で大体173g。
カット後、約49~50g位だと思います。
V>15より少し軽いくらい?店頭で買ってないので個体差は分かりませんがパケ込みで107g、ラバーカット前で71gほどでした。
参考までに。
軽打~中打(フォア打ち~前中陣ドライブ)
打感はシート柔らかめですがスポンジ硬め。
良くある47.5度の硬さより柔らかさを感じますね。けれども食い込みを感じた後、硬さを感じる。DNAプラチナXHとかに近い打感です。
弾道は低めかつ弧線が出て引っ掛かりが良い。
ミートでもドライブでも器用にこなせます。
テナジーっぽいと聞いてましたが、比べるとマニュアル感があるのでコントロール難しく感じる人もいそう。
V>15と比べると回転もかかるし打感も全然違うのでV>15ユーザーには刺さらなそうな性能と感じました。
強打(中陣~後陣ドライブ)
十分な弾みとオート感で安定します。
低い弧線が出て飛ぶ、安定するという前陣での印象と変わらないです。
結構鋭めの球も出るので十分打ち抜いていける性能と感じました。
バックハンド全般
兎に角引っ掛かりが良くて球が上がるなという印象が強かったです。
こちらで使う人も多そう。
インパクトに自信がある人、または擦り打ちでチョリチョリ行く人にお勧めだと思います。
対下回転
ループ系もスピード系もやり易いです。
引っ掛かりもよく、食い込みもいいので擦り打ちでも当て擦り系の打ち方でも十分な威力が出ます。チョリの質高め。
かなり表面の擦り打ちと当て擦りの打ち方で球質に差が出るのでメリハリがつけやすい。
台上系
特にやりにくさは感じません。
チキータなどの擦る系は上がるので特にやり易いです。
ツッツキも切れる。
打球感
硬いスポンジと柔らかい表面シートが全面に出た打球感です。
軽打や擦る技術では柔らかいシート、強打は硬いスポンジを感じながら打てます。
DNAプラチナXHと同じくどんな技術でも、力を入れても抜いても気持ちのいい打球感を感じました。
柔い系にありがちな金属音などは鳴りませんが硬いスポンジ系にあるガチッとかパキンッという音が気持ちいいです。
全体的に気持ちのいい打球感で好印象でした。
総評
DNAプラチナXHの安い版という印象です。
自分はブラインドで試打したらDNAプラチナXHと分からないと思います。
あちらは値段が高額ですがこちらは約2000円ほど安いです。
寿命はまだ分かりませんが、大差ないならこちらをお勧めできます。
性能は本当に違いが判らないです。(同じようなシート設計とスポンジ硬度だから当たり前なのかもですが・・・)
DNAプラチナXH自体がディグニクスと比べても遜色ないほどにいいラバーだったので、本当にV>20は幅広い層にお勧めできる良いラバーだと感じました。
止める時に止める、打ちたい時に打つ、そしてハードヒットにも耐えられる。
大体中級以上ならどんな人にも勧められる高性能ラバーと思いますが、特にメリハリをつけた卓球をしたい人、テナジーのような完全オートラバーが苦手な人にお勧めです。
メーカーの言ってた許容度とか云々は実感できなかったので折角ですし、使い込んでみたいと思います。
※追記
使っていくうちにDNAプラチナとの大きな違いを感じたので追記。
シートが非常に柔らかく、軽打における飛びの抑えがDNAの方が優れています。
逆に少ない力で飛ばしやすい。
前陣でのミートやブロックはV>20のが強く行きやすく感じますが、サーブやストップはDNAの方がやり易いと感じました。
自分の話になりますが、ショートサーブが台から出てしまうのが致命的で、試合が近いこともあり一旦DNAに戻すことに。
回転は掛かるんですが、コントロール難しすぎた・・・。食い込みが良すぎる。試合が終わったらまた戻して様子見るかもしれません。
VICTAS V> 20 Double Extra V> 20 ダブルエキストラ 200080 2022SS 卓球ラバー